VIA C3で組んでいた自宅サーバのマザーをAtom330搭載のD945GCLF2に換装した。ケースはProCase CRYSTA mini。電源が60W ACアダプタの古いタイプ。いろいろトラブルがあったのでメモ。
- 換装後起動しない
電源ケーブルは20pinだが、20pinの電源ケーブルの差し方が書いてあるので、その通りにさせばOK。ただし、4pin角形ATX電源ケーブルを差さないと起動しない。症状はチップセットFANは回るが、ケースファンもdiskも動作せず。BIOS画面も出ない。
やむなく、別のATX電源をつないでとりあえず起動中。 - LANチップセットの対応
Realtek8110CなるGbEチップが搭載されている。なぜIntelじゃないのぉ〜!と文句を言いたいところだが、安いからだろうか。Windows, Linux用にはRealtekのホームページにドライバが掲載されているが、FreeBSD-7.0-RELEASE-p4は非対応で認識しない。FreeBSD-7.1-RC1のCDで起動してみたところreで認識するようなので、別パーティションに7.1-RC1をインストールすることにした。 - FreeBSD-7.1-RCがうまく起動しない
ACPI enableだとまず引っかかる。ACPI disableかsafe modeだと起動するときがあるので、それで何とかしのぐ。 - 実システムをどうするか
自宅サーバのシステムはFreeBSD-7.0だが、まだ7.1-RC1に移行するのもちょっと怖い。そこで、FreeBSD-7.1-RC1の/boot/kernel を実システムの /boot/kernel.7.1 にコピーして、起動時にメニューでloader promptにしてから手動で
> unload kernel
> boot kernel.7.1
のようにして起動することにした。
なお、/boot/loader.confに kernel=”/boot/kernel.7.1/kernel”にすると、なぜかzfsで構成しているrootがマウントできなくて
Trying to mount root from zfs:tank/root
Manual root filesystem specification:
<fstype>:<device> Mount <device> using filesystem <fstype>
eg. ufs:da0s1a
? List valid disk boot devices
<empty line> Abort manual input
mountroot>
で止まってしまうので、やむなく上のように手動起動とすることにした。