Powerpointの絵をきれいなepsにするためのやり方を書いたが、そもそもLatex2eではpdfを取り込めるのでepsにしないで取り込んだ方がきれいになりそうだ。特に半透明はpostscriptでは表現できないがpdfだと表現できるらしい。
手順は3ステップからなる。覚え書きを残す。
- powerpoint で必要な図をEMF形式で書き出す
- EMFからPDFに変換する
- Texで取り込む
以下手順を示す。
- powerpointで必要な図をEMF形式で書き出す
- 必要な部分を選択する
- 右クリック→図として保存
- ファイルの形式としてEMF形式を選択して保存する
- かなり大きな図として保存されてしまう模様
- EMFからPDFへの変換
- Acrobat 6.0では変換できなかった。
- とてもちょうど良いツールを発見。papyさんのsoftware library にあるPDF Designer Image Edition.
- ダウンロードして適当なディレクトリに展開。実行ファイルを起動して設定をする
- 完璧かどうかは不明だが、とりあえずうまくいった設定のメモ
- 全般のタブ:サイズ指定にチェック→イメージのサイズに合わせる、用紙の向き:横、イメージを中央に配置する、しおり作成しない、画像圧縮する→ZIP
- とても大きいEMFファイルが生成されるので、もしA4全面の図なら、サイズ指定→A4の方が良さそう。
- 詳細のタブ:ページのみにチェック、倍率デフォルト、ページレイアウト→単一ページ、あとは何もチェックしない
- 環境のタブ:特にいじらなかった。
- 上で保存したEMFファイルをドラッグ&ドロップ。コマンドラインで指定しても良いらしい。
- Latex2eでpdfを取り込む
- pdfを取り込むには\incluegraphics{}を使う。pdf出力するにはdvipdfm(x)を使う。奥村先生のdvipdfmの使い方を参照。
- まずはboundingboxを示すファイルを作ろう
- 以下のコマンドを実行。tetexと一緒にインストールされているはず
- % ebb foo.pdf
- これで foo.bb なるファイルが生成される
- Latexのソースには以下のように記述
- \usepackage[dvipdfm]{graphicx}
…
\includegraphics[width=8cm]{foo.pdf} - こんな感じ。
- あとはコンパイルして、dvipdfm(x) bar.dvi とすればOK
- 手元のxdvikだと図の大きさがきちんと反映されない。大きすぎる。なぜだろう…?